僕らが再び旅する理由〜その2 (2012/11/12記載)

話題がちょっとそれました。同一アドレスの使い回しであるためにちょっと自分語りが多めになりました。ごめんなさい。(このアドレスで患者日記に分類してくださってる方がまだいらっしゃると、いろいろ語弊を招くかなぁ…って思ったので。)
  
転機となったのは、今からちょうど3年前の事。私がぬるく技術者教育をしていた頃です。
とある北海道のアレな求人(笑)が私の周りのIT系クラスタを駆け巡り、そしてそこに本州から応募した一人の友人がいました。私はもう現役引退しているので、対等な立場でいえば…元同業者であり若い優秀な技術者というべきでしょう。
うえー。あんな出来レース決まってそうとこにアウェイからよく行けるなぁ…って思ってました。
本心は「もったいねぇなぁ…」なのですが、友人なりに好奇心と行き詰まりの両方を感じていたのでしょう。
北海道に面接に行く前に東京に寄って時間を取っていただけたので、御徒町のガード下でオッサンにまみれてダメになりつつ、

  • 「目的があるっちゅーならもうそこから数年動かない覚悟で行ってこいや」
  • 「結婚してたらそんな無双はさせてもらえねーから基本的に」
  • 「やれることはやれるうちに自分の身にして、やれることやれないことをはっきりさせるべき」
  • 「自分が持ってるスキルがどこまで通用するか、そしてどこまで生かせるかは試すべき」

みたいな事を言っていたような気がします。今思うとね、もうなにこのおばさんただの酔っ払いじゃねえか(;´Д`)…デスヨ。
※ちなみに友人はそのまま採用となりまして、現在は時々旅する仲間という感じになりつつあったりします。
  
それでもやっぱり「どこかに行きたい」という気になれなかったのは、ワープアand医療費のダブルコンボでそれ以外を考えられなくなったのでしょうか。
時間をお金で買う、という考え方が一度しみつくと、諦めた時に、諦める理由が「お金」一択になってしまうのでしょう。思考停止ってこわいものです。
  
それからいろいろありまして、なんとか外に出るようになって、つるむ友達もだんだん変わっていって。
北海道に行こうかなぁと航空券を取った翌日に、前述の友人が同日程で東京に来る事が発覚して、払戻の憂き目に遭ったり。(都合大丈夫っていったじゃん!)
やけくそになって、四国にうどんを食べるために青春18きっぷを持って出かけたりもしました。あれが初四国でしたねぇ…。
  
あ。別に。そんな大金持たなくても、旅行って行けるんだ…って思ったのは、スカイマークが成田便を出してくれたのがあったのかもしれません。
青春18きっぷの旅も楽しいけれど、夜行快速が少なくなっているのと、やはり持病に対する不安があったりなんかして。
一人じゃなかなか行きにくいなぁ…と思う反面、下手に誰かと行くのもこれはストレス溜まりそうだなぁ…って実感したりなんかして。
  
いろいろ吹っ切ろうと、北海道リベンジを再計画したのは、今年の1月のことでした。スカイマークの980円チケットがまだあったころでしょうか。(WEBバーゲンなんて即時で売り切れまくりだったので私はその恩恵に預かったことがありませんが…)
前述の友人にも「田舎すぎて誰も来ないから寂しいし、ぜひおいでおいで!」などと言われていたのもあり、まぁ一度だけでも足は運んでみるかな、多分に送り出した責任は私にもちょっとはあるんだよね、どういうとこかは知っておきたいよね、どうせなら行ってみたいよね。的な、何か。
もう、それがね、まさか、今のような状態になるとは思ってなかったわけですよ。あの時は普通に観光客でしたから私。
  
友人曰く、田舎すぎてあまり誰も来ない上に、なかなか一緒に馬鹿をやろうっていえる奴がいなくて困ってたそうなのですが…。
そりゃそうですよねぇ。-15度とかいう温度の中、庭でいきなりメントスコーラandバナナで釘おっぱじめる大人なんか、そんないないですしねぇ…。
で、なんで、今年5回も行ってる訳よ?という話になるのですが、これが実は私サイドの旅の理由なのです。
  
年取っても、病気があっても、馬鹿な旅はできなくないよ!ちょっとだけ協力してもらえば、できるんだよ!