大人の社会科見学のススメ。

大人の社会科見学ってレンタルビデオ屋でピンクのすだれの向こうに一人で探検することやろ?と言われそうな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
すみません。どうみても寝不足に風邪に酔っぱらいに締め切り前にいいだけヤバイテンションです。助けて。。。
  
さて。今回は、大人の社会科見学をしてみよう!な話です。
ようは、予約しても飛び込みでもなんでもいいんですが、旅先で工場なり公共施設なりの見学をして楽しんでみましょうか。酒蔵見学だって、立派な社会科見学。小学校の時に工場見学なんてやったと思うんですが、それの延長版です。「大人になってまでそれは…」と思う人もいるかもしれないけれど、やってみると案外楽しい社会科見学。おみやげがもらえたり、思い出が作れたり、普段じゃ絶対味わえないものが味わえたりとさまざま。ツアーに組み込まれていることも多いのですが、ツアーに含まれない穴場もたくさんあります。好きなところをチョイスするのもあり、幅広く見学するのもあり。今のご時世、ネットで検索できちゃいますものね。
例えば。
写真撮影できなかったのがちょっと残念ですが、新ひだか町にある「三石浄化センター」という浄化施設。これは本当に偶然通りかかった所に一般公開をしておりまして、ついふらりと立ち寄ってみました。下水ってこうやって海水に流せるようにするんだなぁっていうのがよくわかる社会科見学でした。職員さんの説明もものすごくわかりやすかったし、好奇心の塊たる人間がバリバリの理系質問をしても嫌な顔ひとつせずに答えてくださったのが印象的です。あとは大量のおみやげ。どうみても小学生レベルだろというツッコミはあるのですが、大人になってからこういう施設を見ると「なるほど!」という発見もたくさんあったりします。
関東編ですと、醤油蔵アポ無し突撃でしょうか。本当はアポを取らなければならないところを押しかけ状態で見学させて頂きました。もろみや搾りかすなんかをつまんで「つまみになるなー」なんていう話をしたり。もちろん、アポ無しは本当はいけません。醤油蔵の方のご好意に感謝すると同時に、地方の小さな蔵がだんだんなくなっていくかもしれない…という事を考えていたりなんかしました。実際、現在の小さな醤油蔵は、すべての工程を一つの蔵でできるわけではなく、一部の加工済み材料は大手から調達していることもあるのだそうです。醤油の細かな味の違いを知ったのは、実をいうと、このアポ無し突撃がきっかけ。
敷居低めだと、酒造見学でしょうか。蔵によっては季節があったりしますが、一般開放がなされていることも多かったりします。予約が必須だったり不要だったりとさまざまですが、一般開放されているところの場合は、わりときちんと見せてもらえたりします。欠点としては、運転手の方が試飲できないこと。そこそこ大手であれば、ふらっと入って見学できるようになっているので、買い物がてらにちょうどいいのかもしれません。このへんは結構いったなぁ。タンク酒最強。
北海道ネタが多くて申し訳ないですが、お約束は網走監獄ですね。蝋人形まじ怖いです。監獄食は普通に美味しかったです。
  
気軽に行ける程度のものは、体験型というよりも本当に勉強型といった方が正しいかもしれません。でも、難しく考える必要もなく、わかりやすい説明をしてくださる専属のガイドさんがいる場合もあります。見どころをガイドツアーで堪能したあとに、足りないところだけを自由行動で見るのもありかと思います。自分のペースでできる、それが大人の社会科見学の一つの魅力なのかもしれませんね。
もちろん、それを目的に行っちゃうのもありです。でも、「ついで」もありじゃないかと思うのです。気に入ったら、また来たいと思えるでしょうし、目標にもなりますからね。