そろそろ気分の整理がついたので

懺悔します。
  
関東との気温差にもようやっと適応してきた今日この頃です。
実は、前回/前々回のエントリで書けなかった事件が発生していました。
これはネタにしていいものかどうか悩んだのですが、「よくあること」だけど「気をつけるべきこと」ということで。
  
3月の北海道が一番試されてるかもしれん。
  
札幌経由で東京に帰る最中に事故りました。
ブラックアイスバーンにハンドルを取られた形での単独事故です。どうみても北海道の洗礼。
出た時からスリップ気味だったので、速度は制限範囲内でした。スタッドレスがヘタってるってことはないです。
結果。人間は運転手・助手席ともに無事です。無事でなければこんなことはかけないです。
幹線道路ではあれ、夜で車通りが少なく、対向車も後続車もいなかったことがものすごく幸いしました。
対物損傷ですが、運転手のとっさの判断でほぼ最小限に抑えられた形にはなったものの…ゼロとはいえず。
何はともあれ、人間が後遺症なしで無事でいられたことが一番だと思っています。
  
たぶん助手席の私以上に、運転手の友人はパニックになっていたんじゃないかと思います。
事故という現象に直面して、感情的になって逆切れしたり泣いたりする人もいたりします。
やっちゃったなぁと思った時点で警察に電話する友人と、スマホで現在位置を調べつつ関係書類を取り出し始める私。
ただし高緯度の田舎であるが故に、Wifi/GPS/基地局による位置情報だけでは不完全、吹雪の中、歩いて標識を探したり。
友人は基本がスマホのみ、寒い中では電話がかけにくいため、自分の通話専用ケータイもスタンバイ。
見ている感じは、本当に冷静そのものというか、「ガジェッターで正直助かったわー」なんて言うぐらいでした。
いやほんと、これは、ガジェッターであったからこそ、あんまり知らない土地での位置情報の取得が比較的すんなりできたのかなと。
※都市部であればここまで苦戦もしなかったと思いますけど、なんせ目標となる物が全くないど田舎。
  
警察や道路管理者の実況見分にも、ほぼ冷静な形で受け答えしていた自分が大変怖かったです。
友人は友人で保険会社に連絡をしなければならなかった訳で、どういう経緯かは助手席も覚えている必要がある。
危険運転に強引に巻き込まれた末の事故だったり、予期せぬ事だったりで助手席での事故経験が数回ある私。
不思議と怪我はしてないんですが、やっぱり精神的には残るもので。
フラッシュバックやパニックだって起こりうる。精神安定剤のお世話になってました。
事故って凹んでる友人の前でパニックを起こす事が、どんなに人を混乱させるか…ですよね。
  
そのまま自走もできたのですが、念のためということでレッカーと近隣の宿を手配、私の帰り便も急遽変更。
タクシーで移動かなと思ったのですが、たぶん人生初、レッカーの上に乗ったまま移動してしまいました。
もうレッカーなんて乗り物には乗りたくないです。ほんと乗りたくないです。
  
単独事故な上にお互いいい年齢なので、心のケアとかその辺はあんまし気にしなくてもよさそうです。
ただ、やっぱものすごくきまずいよなぁ…と思う今日この頃ではあります。
いろいろ複雑なものが噴出するのが、事故というものなのかもしれません。
修理代の一部を送りつけようとしたら、「その金で中の人が来い」と言われて大変困っております。
  
ほんと、予期できん事だし、生粋の道民ですらよくある事とはいえ、やっぱ北海道の怖さは半端ない。そう思う今日この頃でした。